【 第9章 2021年度生用 教育課程(学部別)】
文学部
歴史学科

1. 歴史学科教育理念

(1)教育研究上の目的

文学部は、幅広い教養や専門的知識を身につけ、社会で活躍するための人材を養成する。文学部歴史学科は、歴史学を学ぶことを通して、人類の築き上げた社会の本質を根源から見極める姿勢を養い、科学的な視点にたって様々な課題を論理的に解決することのできる人材を育成することを目的とする。

(2)ディプロマポリシー(学位授与方針)

文学部歴史学科は、教学理念および学部・学科の教育研究上の目的に則り、歴史を深く学び、市民・社会人として必要とされる知識・教養ならびに道徳観や人間性を身につけ、グローバル化した社会で多様な文化、人々と共生し、問題解決能力と判断能力を備えた人材を養成することをめざしている。そのために歴史学科では、この教育目標に基づき、次のような能力を身につけ、所定の単位を修得した者に学士(文学)の学位を授与する。

  • ① 歴史に関する知的好奇心を高め、学問を主体的に学ぶ姿勢を身につけている。
  • ② 多彩な学問分野の成果を吸収し、歴史研究に役立てる重要性を理解する能力を身につけている。
  • ③ 史料(資料)等を読むことを通して、ことば(文章)と文化について深く理解し、かつ、必要なデータを蒐集・整理し、理論的に思考する能力を身につけている。
  • ④ 総合的かつ探求的な学修を通じて、人類の作り上げてきた社会・経済・政治・文化に対する深い関心と理解力を身につけている。
  • ⑤ 学修ならびに研究の成果を明確に表現する能力を身につけている。
(3)カリキュラムポリシー(教育課程の編成・実施方針)

学位授与に必要とされる能力(ディプロマポリシー)を修得するために、文学部歴史学科では、以下の方針で教育課程を編成する。

  • ① 幅広い分野に及ぶ「人間の歴史」を学ぶにあたって、明確な目標を定め、大学生としての学びを実現できるよう、2回生以上を対象に【日本史コース】【世界史コース】の2コースを用意する。コース選択に役立てるために、日本史・世界史両分野の教員がリレー講義を行う「歴史学入門講義」を1回生時に配置する。また、歴史学のより専門的な深い学習を提供するために、3回生以上を対象に【現代史特別専攻】【女性史特別専攻】【文化交流史特別専攻】の3つの特別専攻(オプショナルコース)を設定する。
  • ② 1回生時から《基礎教育科目群》《教養教育科目群》《キャリア教育科目群》を配置し、社会人として生きる基礎的な素養を養うとともに、歴史研究を行う上で非常に重要な基礎力を養成する。
  • ③ 歴史の基本的な研究方法を学び、それに基づく歴史研究を行うため、1回生時に「研究入門ゼミ」、2回生時に「基礎ゼミ」、3・4回生時に「演習」といったゼミ形式の科目群を配置し、集大成として4回生時に「卒業研究」を行う。
  • ④ 専門的研究を支える科目群として、2回生時から「古文書学」「外書研究」などの演習系科目、3回生時に専門分野ごとの「講読」を配置する。
  • ⑤ 歴史学科の学修の裾野を支える科目として、1回生時に「概説」科目群、2回生時以上に「特講」などの講義系科目群を配置する。

2. 履修条件

本学では、系統的で継続性のある効果的な学習を実現することを目的として、一部の科目に履修条件(履修制限)を設定しています。

対象科目 【 3回生配当科目 】
「日本史演習 Ⅰ・Ⅱ」(日本史コース) 、「世界史演習 Ⅰ・Ⅱ」(世界史コース)
特別専攻「現代史研究」「女性史研究」「文化交流史研究」
履修条件 次の①と②の条件を両方満たしていること。
① 必修科目(『「研究入門ゼミ Ⅰ・Ⅱ」、「日本史基礎ゼミ Ⅰ・Ⅱ」と「世界史基礎ゼミ Ⅰ・Ⅱ」のいずれか、「歴史学入門講義」』全10単位のうち6単位を修得済みであること(加えて「研究入門ゼミ 」または「研究入門ゼミ 」のいずれか1科目2単位を修得済みであること)。
② 2回生終了までに総修得単位が40単位以上であること。

3. 卒業研究

卒業論文、卒業研究および卒業制作は4年間の学修の集大成をなすものとして重視しています。
卒業論文、卒業研究または卒業制作を提出し、合格することが卒業するための必要条件です。なお、提出後には、口頭試問も行われます。
論文の表紙等は指定されているものがあります。ゼミの教員の指示に従ってください。

受付期間および時間
受付期間および時間については別途掲示をします。必ずそちらを確認してください。
  • 本人以外の提出、郵送による提出は受け付けません。
  • 提出時には、かならずコピーを1部とり、正本は学務各課へ提出し、コピーはゼミ担当教員へ提出してください。
  • 様式や分量等については、学科ごとに次のように決められています。
歴史学科
20,000字程度とします。パソコンの使用を原則とします。用紙・書式等の詳細については、各ゼミで担当教員から適宜指示します。
ポータルサイト配信の確認を習慣に

学生のみなさんに対する連絡は、ポータルサイトへの配信によって行います。
配信されたものについては各自確認されたものとして取り扱いますので、毎日の習慣として必ず内容を確認するようにしてください。

【ポータルサイトの利用方法】
『 在学生の方へ 』のページからポータル(ユニパ)をご確認ください。