【 第8章 教育課程(教養教育課程)】
8.2. 教養教育科目群とは

教養教育科目群は7つの教育目標を掲げ、卒業後、社会人として自立していくにあたっての、目指すべき方向を示しています。学生のみなさんには、それぞれの科目群や科目の持つ目標や役割を正確に理解し、学びに参加し、卒業後は社会人として精神的にも経済的にも自立していけるような成長を実現してほしいと、強く願っています。
また、科目を履修するに当たって、どのような領域のことを学ぶのかイメージしやすいよう、テーマごとに分類されています。

※テーマについては入学年度の履修の手引きを確認してください。

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領域
(1)人間と知の伝達 (2)人間と文化 (3)人間と社会 (4)人間と自然
分野 ① 現代の思想 ① 外国語と文化理解 ① 法律・行政・政治 ① 健康・こころ・からだ
② メディアと情報 ② 歴史・文化 ② 経済・経営・社会 ② 自然と環境
(1)人間と知の伝達/現代社会とそのルーツを探る
① 現代の思想(分野)
  • ・文化、思想、宗教についての基礎的な知識を身につけ、自らの生き方に役立つ世界観をひとりひとりが構築できるようになることを目指しています。
  • ・『人間とは?』『人生とは?』『世界とは?』といった問いに取り組んできた先人たちのものの考え方や分析の仕方を修得することで、論理的にものごとを考える力を身につけることを目指します。
  • ・さまざまなものの考え方や価値観、宗教観、倫理観を学び、異なる文化をもつ人々と共生し、異なる価値観をもった人々との交流ができる人間性の獲得を目指します。
② メディアと情報(分野)
  • ・情報が発信者から受信者に伝達される際のメディア(媒体)について理解を深め、情報化社会において必要な知識を身につけることを目指します。
  • ・メディアの特性を知ることによって、発信者の意図や伝え方、また、受信者の認識や態度によってさまざまに変化する情報を、さまざまな場面において適切に受け取り、処理できる力を養います。
  • ・また、情報の正しい発信力や受信力は、異なる考えを持った人と共生するために必要な力です。情報を冷静に分析し、他人の意見を理解できる力を獲得することを目指します。
(2)人間と文化
① 外国語と文化理解(分野)/異文化との共生
  • ・グローバル化する社会の中で生活を送るために必要な語学の能力および外国の文化を理解し、日本と海外との相互理解を促進するために必要な知識・教養を身につけることを目指します。
  • ・それを通じて、異なった意見にも耳を傾けて理解し、独断ではなく多面的に思考して自己の意見を形成する力を修得します。さらに、社会における異なった文化や価値観を持った人々の共生のために必要な世界観を獲得します。

また、本学では、系統的で継続性のある効果的な学修を実現することを目的として、履修条件(履修制限)を設定しています。

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対象科目 履修条件
中国語 「中国語 」を修得済み、もしくは同等以上の者。
中国語 「中国語 」を修得済み、もしくは同等以上の者。
中国語 「中国語 」を修得済み、もしくは同等以上の者。
韓国語 「韓国語 」を修得済み、もしくは同等以上の者。
韓国語 「韓国語 」を修得済み、もしくは同等以上の者。
韓国語 「韓国語 」を修得済み、もしくは同等以上の者。
フランス語 「フランス語 」を修得済み、もしくは同等以上の者。
ドイツ語 「ドイツ語 」を修得済み、もしくは同等以上の者。
② 歴史・文化(分野)/地域の価値を知る
  • ・ますます複雑化する現代社会を生き抜くために必要な基礎的教養として、歴史に関する入門的知識を修得するとともに、日本の歴史や文化の中心である京都を題材として、伝統文化や歴史遺産、古典から現代までの文学についての基礎的な知識の修得を目指します。
  • ・それらを通じて、物事や出来事を考える際にその歴史的な根元まで立ち返って考えるという思考方法、目先の物質的欲望に惑わされず文化的価値や伝統を尊重する態度を身につけます。このような姿勢を修得することで、私たちは、社会に出てから、さまざまな諸問題に対処する際の、表面ではなくその本質を洞察することができるようになります。
(3)人間と社会
① 法律・行政・政治(分野)/社会のなかで自立して生きる
  • ・法律、行政、政治に関わる基礎的な知識を身につけ、身近に起こる出来事について、「社会的なルール」を基準に評価することのできる思考力を養います。
  • ・成熟した市民として、裁判や選挙など、社会で定められた手続きに沿って、社会にはたらきかけていく実行力を身につけます。そのうえで、国際社会の中で異なる文化をもつ人々と共生し、人権に配慮しつつ、市民として責任ある行動をとることのできる人間性の確立を目指します。
② 経済・経営・社会(分野)
  • ・経済、経営、会計の基礎知識を修得することで、私たちのくらしを支えるさまざまな活動を理解するとともに、社会の一員として生活を営むために必要な分析力や論理的思考力を獲得します。
  • ・現代の社会全体が抱える諸問題を多角的に分析できる広い視野を身につけ、他者の立場に配慮しながら、自ら進んでその解決に乗り出すことのできる人間性を身につけることを目指します。
(4)人間と自然
① 健康・こころ・からだ(分野)/心とからだの健康をはぐくむ
  • ・日々の生活を振り返り、「健康」の意味を考えることを通じて、人間の心身の仕組みと働きの基礎を理解します。これらの知識は、長い人生を生きていく上で、自分や家族、社会の幸福や健康を維持・増進していくために必要な力となります。
② 自然と環境(分野)/自然と共生する
  • ・自然と環境の仕組みについて総合的に理解し、自然科学の基本的知識を身につけます。
  • ・それらを通じて、災害対策、地球温暖化問題や放射能汚染の問題など、環境にまつわる地球規模の課題の解決に向けた取り組みについて考え、「自然」との共生を軸に据えた、これからの時代にふさわしい世界観・倫理観・文明観・人間性の獲得を目指します。
ポータルサイト配信の確認を習慣に

学生のみなさんに対する連絡は、ポータルサイトへの配信によって行います。
配信されたものについては各自確認されたものとして取り扱いますので、毎日の習慣として必ず内容を確認するようにしてください。

【ポータルサイトの利用方法】
『 在学生の方へ 』のページからポータル(ユニパ)をご確認ください。