【 第9章 2020年度生用 教育課程(学部別) 】
文学部

1. 文学部独自のキャリア教育

文学部の学びは、看護学部や健康科学部の学びのような、大学での学びと国家資格によって特定の職業を目指すものではありません。日本語学や日本文学、日本文化、書道、歴史、歴史遺産の各専門分野における学びの過程を通じて、“人と社会へのまなざし”を身につけることができる「不易」の学問です。社会に出て仕事に就くと、それがどのような仕事であっても「どうすればより人のためになるだろうか。どうすればより社会のためになるだろうか」ということを、様々な観点から考え、仕事を進めていくことになります。そのような時、まさに文学部の学びで培った“人と社会へのまなざし”が活きることになります。
本学文学部では、この“人と社会へのまなざし”を、よりみなさん自身の未来へ具体的につなげることができるよう、2017年度から文学部独自の3つのプログラムをスタートさせました。

(1)文学部キャリアゼミ

「キャリアゼミ 」「キャリアゼミ 」「キャリアゼミ 」「キャリアゼミ 」の4科目から構成され、必修科目として配置しています。
「キャリアゼミ 」では、みなさんが思い描くような学生生活を送ることができるよう、大学4年間そして卒業後を見据えた目標を描き、達成するためのプランを作成し、実践していきます。「キャリアゼミ 」では、みなさんが主体的に考え、一歩前に踏み出すための課題解決型学修(PBL ※Project Based Learningの略称)に挑戦し、企画立案・課題解決型の学びを通じて、みなさんの力を伸ばします。「キャリアゼミ 」では、インターンシップや海外体験、ボランティア活動等の学外体験を通じて、これまでの学生生活のふり返りと、これからの学生生活に何が必要なのかを考えます。「キャリアゼミ 」では、社会人としての基礎を学び、みなさんの夢を実現させるための実践的スキルの獲得に取り組みます。

(2)京都プログラム

京都をテーマとした「京都産業文化論 」「京都産業文化論 」「京都観光論」「京都総合演習」の4科目から構成され、選択必修科目として配置しています。これまでも、本学には京都に関して学べる科目が多くあり、また日本文化や歴史、歴史遺産の専門分野においても、京都という歴史ある土地は深く関わってくるテーマでした。この京都プログラムでは、さらに新たな視点で京都に触れることができる科目を配置しています。
「京都産業文化論 」では、京都の伝統文化・伝統産業について、各界の第一線で活躍するゲストスピーカーから講義を聴くことができます。「京都産業文化論 」では、先端分野で活躍する京都企業のゲストスピーカーから講義を聴くことができます。「京都観光論」では、観光業界に携わる様々なゲストスピーカーから京都の観光産業について講義を聴き、また、フィールドワークを通じて、京都の観光産業の最先端を学べます。「京都総合演習」では、ここまで学んできた京都に関する知識を基に、自身の力を最大限に活用して、京都を舞台にした企画立案を行うPBLを実践します。

(3)多読百遍~文学部多読プログラム~

このプログラムでは、みなさんが所属する学科で抑えておいてほしい専門分野領域、そして大学生として抑えておいてほしい教養・キャリア分野領域において、3回生前半までで少なくとも100冊の本を読むことによって知を吸収し、視野を広げることを目的としています。
読んだ本について、専門分野は各担当教員による指導を受け、教養・キャリア分野はワークシートをこなし、LAの指導を受けます。“本を読み幅広い知識を得て、文章で表現する”ことは、大学生として基本的な学習スキルです。このプログラムを活用してしっかりと身につけてください。

これらのプログラムを含め、キャリア教育は各学科の専門教育課程との両輪によって深まっていくものです。それぞれの学びが互いに活きることになるでしょう。ぜひ主体的に取り組んでください。

2. 取得できる免許・資格

日本語日本文学科

歴史学科

歴史遺産学科

ポータルサイト配信の確認を習慣に

学生のみなさんに対する連絡は、ポータルサイトへの配信によって行います。
配信されたものについては各自確認されたものとして取り扱いますので、毎日の習慣として必ず内容を確認するようにしてください。

【ポータルサイトの利用方法】
『 在学生の方へ 』のページからポータル(ユニパ)をご確認ください。