【 第10章 2020年度生用 免許・資格 】
細胞検査士資格認定試験受験資格

[ 免許・資格が取得できる学科 ]

1. 細胞検査士とは

細胞検査士は、日本臨床細胞学会と日本臨床検査医学会の2つの学会が協同で認定する資格であり、顕微鏡を用いて細胞を観察し、正常・異常を見極める専門職です。主に癌の早期発見・診断で重要な役割を担っています。細胞検査材料の細胞採取の介助から細胞の処理や染色、検査結果の精度管理、標本の管理と保存など一連の細胞検査実務を担当します。病理学的検査には必要な資格として、今後ますます重要性が増すものと思われます。

2. 細胞検査士の資格取得方法

細胞検査士になるには、日本臨床細胞学会が実施する細胞検査士資格認定試験に合格しなければいけません。認定試験の受験資格は、次の一つに該当する者です。

  • ① 臨床検査技師または衛生検査技師の資格取得後、主として細胞診検査実務に1年以上従事した者。
  • ② 臨床検査技師または衛生検査技師の資格を有し、日本臨床細胞学会認定の細胞診技術者養成機関卒業見込み者または卒業者。
  • ③ 4年制大学で、日本臨床細胞学会認定の細胞検査士養成課程修了者で大学を卒業見込みの者または卒業者。

本学は、③の4年制大学として認定されているため、細胞検査士関連科目群を履修・修得すれば、在学中に受験することが可能です。なお、細胞検査士資格を取得するには、細胞検査士資格認定試験に加え、臨床検査技師国家試験に合格しなければなりません。

3. 細胞検査士資格認定試験受験資格に関わる科目

臨床検査技師に必要な科目・単位に加え、以下の細胞検査士関連科目群を全て履修・修得することが必要です。

[ 細胞検査士関連科目群全12科目 ]

フリックしてご確認ください。
区分 本学開講科目 単位数 配当回生 開講期
細胞検査士基礎科目 臨床細胞学総論 1 1 後期
臨床細胞学総論 1 2 前期
臨床細胞学総論 1 2 後期
臨床細胞学演習 1 3 前期
臨床細胞学演習 1 3 後期
細胞検査士コース 細胞診断学総論 3 4 前期
細胞診断学各論 (婦人科系) 5 4 前期
細胞診断学各論 (呼吸器系) 5 4 前期
細胞診断学各論 (消化器系) 4 4 前期
細胞診断学各論 (泌尿器系・体腔液) 5 4 後期
細胞診断学各論 (乳腺・甲状腺) 4 4 後期
細胞診断学各論 (リンパ節・骨・軟部・造血器等) 4 4 後期

※ 全て要卒外の「自由科目」です。

※ 履修条件がある科目もありますので、1回生時から計画的に履修してください。

4. 必要な費用

4回生時に細胞検査士コースを履修する者は、4回生後期学費納入時に別途「細胞検査士コース」履修料(20万円)が必要です(細胞検査士基礎科目は必要ありません)。

5.「細胞検査士コース」履修の条件

  • ①「細胞検査士基礎科目」を全て履修していること
  • ② 3回生後期に「細胞検査士コース」を履修できる学生を選考します。
ポータルサイト配信の確認を習慣に

学生のみなさんに対する連絡は、ポータルサイトへの配信によって行います。
配信されたものについては各自確認されたものとして取り扱いますので、毎日の習慣として必ず内容を確認するようにしてください。

【ポータルサイトの利用方法】
『 在学生の方へ 』のページからポータル(ユニパ)をご確認ください。